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「あぁ~あっ…
左足が動かしづらくなっちまった…
まぁ…いいか…
ザコ相手になんの支障もない…」
「なんだと!?おい!」
「あぁ…ここまで侮辱されたらだまっちゃおけねーわっ!」
夢希を取り押さえているスキンヘッド以外の連中が女性に向かいにじりよっていく。
「バロン…アシストモードだ…」
「ハイマスター…
アシストモード…」
蟹は女性の言うままに自らが吐きたした煙にまかれるとまるで燭台の様なワンドへと変わる。
「なっ!お前…魔法少女だったのか!?」
女性が魔法少女としるやいなや引け腰になるリーゼント。
女性はニヤリッと笑いワンドを振り上げ、魔法唱えながら振りかざす。
「ファイヤーボール!!」
「うわっ!!」
思わず身構え目をつぶるリーゼント達…
しかし…いつまでたっても炎は襲ってこない…
リーゼント達は恐る恐る目を開けるとそこにはワンドの前でゆらゆら揺れる火の玉が…
「ゑー!?」
口をぽかーんとあけ目を丸くするリーゼント達と夢希…
だが女性はニヤリッと再び笑い空いた手で火の玉をつかむと握り潰す様に拳を握り、リーゼント目掛けて殴りかかる。
「ファイヤーボぉぉぉル!!」
「なんかふにおちねー!!」
そう叫びながら空の彼方までリーゼントは吹っ飛び消えていった。
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