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「いま…火の玉握り潰さなかったか?」
「なっ…なんだあいつ…いかれてやがる…」
リーダー格であるリーゼントを殴り飛ばされ恐れおののくスキンヘッド達…
リーゼントを殴り飛ばしご満悦な女性は殴り飛ばした体制のまま俳句と称して川柳を読み上げた。
「ここで一句…
飛ばぬなら…物理的に…殴るだけ…(字余り…)」
「それ俳句じゃなーい!!
逃げろ!!」
恐れが限界に達したならず者共はスキンヘッドと夢希を残し、蜘蛛の子散る様ににげていった。
「おっ!お前ら…」
逃げ遅れ…慌てふためいたスキンヘッドが夢希を放し、腰を抜かすと女性はゆらりと揺れながらスキンヘッドの前に立ち、杖を掲げ魔法を唱える。
「ライトニングサンダー!!」
急に空が曇りだし案の定落雷が女性のワンド目掛けて落ちていき、ワンドの手前で雷球へと変わる。
「…サンダぁぁぁー!!」
誰もが予想していただろうが、女性は雷球を握りつぶし、スキンヘッドの頭に拳骨をいれた。
「ぎゃぴぃぃぃ!!」
雷に撃たれたように…いや…雷に撃たれ感電するとスキンヘッドはとても無念そうな顔で口から煙を吐き後方へと倒れていった。
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