‡見つめるは澱む闇‡

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雅「……ハッ!」 目を開けると天井が薄く赤色に染まっていた。 窓の隙間から夕焼けの日が照らしていた。 雅「……寝てしまったか…」 弥勒「魘されていたようだが…」 雅「……!」 すると突然横から声がし、目線を横に流すと見覚えのある背中があった。 ベッドに腰をおろしただ雅に背を向けている。 弥勒「貴様のような女でも、悪夢に魘さられるか」 雅「…アンタ、勝手に入ってきて何様のつもりだ」 弥勒「戸を叩いても返事がなく、不用心にも鍵も掛けていなかった…また勝手に行動をして居なくなっていたとなれば、収拾がつかないからな」 雅「そうですか…。んで?寝ている女性を目の前にして何も』 弥勒「安心しろ、貴様など眼中にない」 雅「きっぱり言い切ったな。アンタのそういうとこ、嫌いじゃないけど」ククッ… .
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