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「私もすまなかった……まさかセイムがここまでやられると思わなかった……」
「だからいいって、別に俺はそんなに痛くないし……」
ちなみに俺の今の姿は、着ていた服は所々破れていてズタズタ。頭にはタンコブ、体には切り傷や少し焦げた後がある。
まぁ、普通に釘バットでボコボコにされてついでに普通の雷の最上級魔法を普通に連発されただけだけどな。
え? 普通じゃないって? そっちの世界の常識を押し付けちゃあダメだぜ? コッチの世界ではこれが常識なんだから……。
※ そんなのが常識な訳ないです。みなさん安心してください。
むっ、また天から変な声が聞こえてきた気が……。
「でも…………」
レイリが俺を心配して目がウルウルになっていた。
「だぁー!! 分かったよ!! 『タイムリターン』!! これでいいか!!」
俺は『タイムリターン』で自分の体と服の時間を遡行させた。すると、みるみる怪我と服が治っていくではありませんか!!
少しふざけてみました。サーセン(笑)
「はぁ……セイムは何でもありだな」
こら、そこのレスト。何驚くのも呆れたような声を出してんだ。当たり前だと思っとけばいいんだよ。
「んじゃ、俺は寝るわぁ……」
俺は少し欠伸をしながらメイドさんに捕まっているセイアの所に向かう。
「パパー♪ いい子いい子してー♪」
セイアは俺を見るなり抱き着いてそんな事を言った。
「おう、よく大人しく待てたな。いい子いい子だ……」
俺はそう言ってセイアの頭を優しく撫でる。セイアは気持ち良さそうに目を細めて嬉しそうにしている。
……レイリとレストが羨ましそうに見てるのは何でだろう。
「セイアー、パパは寝るけどセイアも寝るかー?」
「うん♪ セイアも寝るー♪」
うむ、凶悪な笑顔をありがとう。君が居たらロリコンは一撃必殺で死んでいくな。
俺はセイアを連れて自分の部屋に転移した。そして、指パッチンで俺とセイアの服を寝間着に変えてベッドに入った。
ふぅ……今日も濃い一日だった。転生前はこんな濃くはなかったからな……。
別に薄くもなかったけどな。どちらかと言うと濃かったかもしれない。
また……アイツらと会ってみたいな……。それで……またバカみたいに話し合いたいな……。
俺はそんな思いを抱きながら目を閉じていった……。
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