ふっ……三分間舞ってやる!!

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ふっ……三分間舞ってやる!!

~出番がない神と天使の語り合い・再び~ 「ふぅ……何とか誤魔化せたのう」 「さっき誰かと念話してたのですか?」 「あぁ……セイムじゃ。ちょっと破壊神についての話をのう……」 「そっか、何故かセイムさんが破壊神でしたもんね。……で、誤魔化せたとは一体どういう事ですか?」 「い、いや……別に何でも──」 「業火の灰塵、今こそ我に仇なす物を灰にしたまえ……」 「待っとくれ。正直に話すからせっかくまた集めたソードア○トオンラインのラノベを神級魔法で焼こうとしないでおくれ」 「チッ!!…………仕方ないですね」 「神に舌打ちなんて罰当たりな──いえ、すいません。ワシが罰当たりでした。だからその手に持っている3○Sを返してください」 「分かればいいんですよ。分かれば」 「むぅ……では話すぞ。セイムには破壊神の能力は『概念与奪』だと言っておいたが、実は本当の能力は『─────』で効果は────なんじゃ」 「流石破壊神様の能力ですね……。では何故セイムさんに本当の事を言わないんですか?」 「セイムはあまりにも強すぎる力を持っても『いらん』とか言って怒られそうじゃから嫌じゃったんじゃ……」 「はぁ……幼稚園児の頭でも持ってんですかクソ爺は。セイムさんがそんな事で怒る訳ないでしょう。逆に喜んでその力を使ってくれると思うんですけどね」 「ふむ……そうなのかのう……」 「そうです。では仕事も終わった事ですしスマ○ラでもしますか?」 「やるぞい!! リリエル!! ワシはお主にリベンジを申し込むぞい!!」 「私はその言葉を1万回以上は聞きましたよ。ちなみに手加減として最初からダメージ100%でいってあげますよ」 「ぐぬぅ……そんな減らず口を叩けるのも今のうちだけじゃい!!」 「では……少し本気でやりましょうか……」 結局、リリエルの全勝で終わった。
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