ふっ……三分間舞ってやる!!

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ちなみにイメージはテイ○ズでアス○ルが使った葬○である。あれカッコイイから一回やってみたかったんだよな~……葬○より強くなっちゃたけど。 「さぁて、みんなはどのくらい頑張ってるかな……」 俺はドラゴンの血を水魔法で流したあと、カイトが居るであろう場所を見た。カイトはまだ闘っていた。 ドラゴンがブレスをカイトに吐く。カイトはそのブレスを避けて切りにかかるが横からいきなりきた尻尾の攻撃をくらって吹っ飛ばされる。木に何本かぶつかって止まったカイトは口からガハッと血を吐きながらも、また魔武器を構えて走り出す。 …………使い魔喚べよ。俺の作戦を聞いてなかったのかあのバカは。バカはジンとレンだけで充分だっつうのに……。 隔離を解いて俺が闘いに行くか? でも、それじゃあコイツらのレベルアップに繋がらない。 ……よし、観戦しておこう。死にかけたら助けるという事に決定した。 カイトは雷属性の魔法の『サンダーランス』を詠唱破棄でドラゴンの顔に放つ。ドラゴンはそれにブレスを放つ。すると『サンダーランス』は消え、まだ威力を残したブレスがカイトに向かっていく。カイトは『サンダーランス』が突破されるのが分かっていたのか『サンダーランス』を放った後にドラゴンに向かって走り出していた。 カイトに向かったブレスは何もない地面に当たって地面を溶かした。そして全速力でドラゴンに向かっていたカイトにドラゴンの前足がカイトに襲ってきた。しかし、カイトはニヤリと笑って魔武器に魔力を込めてドラゴンの前足を魔武器で切った。すると、魔武器はブオンッという音をたててドラゴンの足を豆腐でも斬ってるかのようにスッパリと切り裂いた。その魔武器が切った後には黒い亀裂が出来たがすぐに閉じた。 これはカイトの魔武器の能力の『空間切断』だな。空間ごと相手を切り裂くチートな魔武器。主人公は毎回こういう武器をゲットするからセコいとしか言い様がない。 『グガァァ!!!!』 足を切り裂かれたドラゴンは悲鳴のような咆哮をあげた。それはカイトを吹っ飛ばすに充分の威力を誇っていた。吹っ飛ばされたカイトは俺が隔離した空間の境界線にぶち当たって地面に崩れ落ちた。カイトはアレが最後の力を振り絞ったのか、カイトは起き上がろうと必死に剣を地面に刺して杖がわりにするが足がプルプルと震えているのでもう闘える状態じゃない。 しゃあねぇ、助けに行ってやるか。
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