あ、空白の10年間は気にしないでね☆キラッ

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「ぷっ! くくっ……呪い、解除……」 俺はモブ神──もとい、モブラの名前の面白さに耐えながら、『快感の呪い』を解除した。 「……ハッ!!」 あ、モブラが復活したみたいだな……。 「…………」 モブラが周りの人達を順番に見ていく……。 因みに、みんなはモブラに向かって『哀れみ』の視線を向けていて、俺には『恐怖』の視線を向けている。 俺はモブラに『爆笑』の視線を向けている。 「うわあああああああああああああ!!!! そんな目でみるなああああああああああああ!!!!」 あ、逃げ足超速ぇなぁ~。 モブラはその後、天界を泣きながら走り回ったらしい……。 そんなの知ったこっちゃねぇけどな。 「さて……次は──」 俺は地面にティルヴィングを突き刺して後ろに振り返る。 するとそこには── 「やめてください。お願いします」 ──見事な土下座をするクソ爺が居た。 なん、だと……!? こんなに完璧な土下座は見たことないぞ……。 こんな土下座を見せられたら── 「すいませんで済んだら、警察なんて神なんていらないんだよ!!」 ──逆に許したくなくなるじゃないか。 え? 鬼畜だって? そんなの知らないね。 家族を危険に晒した事は万死に値するという事を、来世まで教え込まないといけないからさ☆(^ー^)キラッ 「ひぃ!? みんな逃げろ!!」 みんなが全力で走って逃げようとする…………が。 「何でだ!? 逃げても逃げても同じ場所に戻って来るぞ!?」 俺から見たら、逃げようとした奴らがUターンして元の戻る、の繰り返しなんだけどな。 「くそっ!! セイム! 何をしたんじゃ!!」 「別に……。普通にアンタらに呪いをかけただけなんだけど?」 「い……いつの間に!?」 コイツらはバカなのか? いつ呪いをかけられたのかもわからないなんて……神様失格だな。 「君達にヒントを与えよう……。私は今、何をしてるでしょう?」 実に簡単な問いに一人の神が手を上げた。 「地面に剣を突き刺して、仁王立ちしている……でしょうか?」 「よろしい!! 君はもう帰って良いよ」 パチン…… 俺が指を鳴らすと、さっき質問に答えた神が消えていた。
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