あ、空白の10年間は気にしないでね☆キラッ

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「そのブレスレットは筋力二倍のブレスレットだぜ♪」 ちょっと貧弱そうな身体だったので、コレが必要だと俺は判断した。 「あ……ありがとうございます!! 私……皆から『力無ぇな~』とか言われて悔しかったんです……。これでやっと皆と同じくらいになれます」 ふむふむ……俺の思った通りだな。 「そっか……じゃあ、またな」 パチンッ 指を鳴らすと、ユニはそこから消えた。 さてと……。 「皆……お仕置きな☆」 「いやだぁあああああああぁぁぁぁぁあああああ!!!!」 ここから先は見苦しいのでカットさせていただきます。 どんなことをしたのかは…………あなたのご想像にお任せします……(笑) 「ふぅ~。スッキリしました!!」 「うおっ!? いきなり後ろから声をかけるな……」 神を虐めた俺は、転移で屋敷に戻って来た。 転移してきた場所は、父さんを驚かせようと思ったので、父さんの背後に転移した。 くくくっ……案の定驚いてくれたぜ。 「もう用事とやらは終わったのか?」 「はい。さっきの事件の元凶を懲らしめてきました」 因みに、俺は父さんと母さんには敬語を使うようにしている。 子供の頃からの習慣が抜けないんだよな。 「そうか……。それより、この男はどうする?」 父さんは床でロープで縛られ、寝転がってる人を指差した。 「そうですね……。使用人とかにしたらどうですか? 金髪蒼眼なのでちょっと親近感がわきますし」 俺はそう言って父に提案してみた。 「そうだな……。おい! 今からお前を私の家の使用人とする。良いな?」 「……俺はアンタらを騙そうとした奴だぞ? 何でそこまで……?」 さっきから黙っていた男が口を開けた。 口を開けたと思ったら……そんな事を訊くのかよ。 「お前は……自分の髪と目の色が何色かわかってんのか?」 俺はそう偽者に言った。 「お前らと同じ、金髪で……蒼い目だが……それがどうした?」 「あのなぁ……金髪蒼眼はサンダロード家しかいねぇんだよ。……つまり、アンタは少なからずもサンダロード家の血を受け継いでる……て事だ」
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