さぁ、始めよう。てんせぇぇいタァァァイム!!

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転生……だと!? まさか神様からチート能力を貰って、異世界に行って、みんなにワーワーと騒ぎ立てられ、成り行きで魔王を倒しちゃうやつ……だよな? 「それは生き返させるのとは違うのか?」 「違うぞい。主の魂を他の世界で"新しい命"として転生させるだけじゃ」 なるほど……。"蘇生"ではなく"誕生"というわけか。 「で、その転生先は何処の世界なんだ?」 「結構ノリノリじゃのう」 「仕方ねぇだろ。新しい出会いが俺は好きなんだ」 地球でも入学式の日が一番好きだった。 新しく出来る友達や仲間の事を考えると、ワクワクが止まらなかったのだ。 「ゴホンッ。よし、説明しよう……。 そこは魔法世界キルティア。 そこでは、まh「あ、もうそれで充分だ」もっと言わせてくれんのか!?」 魔法世界というのがわかればそれでいい。 多分、神の知識とか貰えるからそれで調べればいいしね。 「さて……じゃあ、貰おうか」 「何をじゃ?」 「チート的な神の能力を☆」 o(^-^)oワクワク 「嫌じゃ──っ!? ギャアアアアア!! やめて!! やめとくれぇぇぇ!!」 俺は思いっきりクソ爺の頭をグリグリしていた。 このクソ爺なんて言った? 嫌って言ったのか? 嫌って言ったんだよな? 「アンタのせいで俺は死んだんだぞ? 今更クソ爺に拒否権なんてねぇんだよ。 黙って俺の言うことを聞け」 「貴方……今、すんごく恐い顔をしていますよ……」 リリエルがガクガクブルブルと震えていた。 何で? 俺はとびきりの"え・が・お"でお願いしてるだけじゃないか。 「で、力をくれるんだよな?」 「い……いやじゃ──グギャアアアアア!! わかった!! 言うことを聞くから!! やめてくれぇぇ!!」 「チッ……」 「なんでワシは舌打ちされたんじゃ……?」 最高神は頭をさすりながら言った。 もっとグリグリしたかったな……。 「じゃあ、リクエストしていいか?」 「もうこうなったら何でも力を与えてやるぞい」 「じゃあ、身体能力と魔力を神並みにして、属性は全属性。不老不死はいらないから……一日に三回は死んでも生き返るようにしてくれ。あと、何でも創造できるようにしてくれ。神が創造できる物なら何でも、な。その創造した物に能力を付け加えれるようにしてくれ。あと、男にしろよ」
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