学園……それはフラグの量産工場。

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「あの……お名前をお伺いしても?」 私は緑色の髪の女性と黒色の髪の女性に言いました。 「あぁ、私はエリア・シルフロード。気軽にリアと呼んでちょうだい」 「……私はクリス・ダークロード。……気軽にリスって呼んで」 なるほど……リアさんとリスさんですね。 『今日は魔力値測定と使い魔召喚と魔武器作成だぞ? 言ってなかったか?』 『『『ええええええええええええええええええええ!!??』』』 「……はは、相変わらずの先生だね」 マグさんと他の六大貴族の人達が苦笑していました。 「先生とはお知り合いで?」 「おう、あの人ああ見えて良い先生なんだぜ!」 マグさんに訊いたつもりでしたが、マグさんの後ろに居たグレンさん……もとい、レンさんが答えてくれました。 「そうですか。それを聞いて安心しました」 「それより、友達紹介するぜ! おーい! エレナー! ヨウー!」 レンさんが手招きをして奥の方に座っていた、エレナさんとヨウさんを呼びました。 「呼びましたか?」 「おう、コイツを紹介したくてな」 呼ばれた来たのは、金色の髪をポニーテールにしていて仕草が上品な佇まいをしているお方とセイ……ヒョウさんと同じで黒髪黒眼であり、髪の毛は少しボサボサですが、とても格好いいお方ですね。 「俺はヨウ・エンドウ。エレナを守る騎士兼友達だ。気軽にヨウって呼んでくれると嬉しい」 「私はエレナ・ライトロード。この国の第一王位継承者ですが気にしないでください」 ヨウさんと……エレナさんですね。 ふぅ……今日はいっぱい名前を覚えなければならないからしんどいですね。 「みんな~何してるの~」 うっ……また増えましたね。 ですが、この人は本当に同い年なんでしょうか? 明らかに2つか3つぐらいは下のような気がするんですが……。 「ルタ、やっと起きたのか。みんなはこの人に自己紹介してるんだよ」 ルタさんも勘違いして『セイ』とか言うんでしょうか……。 「君~、セイに似てるね~」 「「「「……え?」」」」 驚きの声をあげたのは、私とマグさんとリアさんとリスさんでした。 レンさんは、『なーんだ、面白くねぇや』と言ってるような顔をしていただけでした。
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