学園……それはフラグの量産工場。

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ムースが魔方陣から放った光がどんどん収束していく。 やっぱりそこにはムース一人しか立っていなかった。 「ムース~!! どうだった~?」 フィナがムースに駆け寄り訊いた。どうせ強い奴なんだから気にしなくていいのに……。 「見た方が早いと思います~。来てくださ~い♪」 ムースの横に魔方陣が出てそこに出てきたのは……。 「ヒョ・ウ・さ・ま~♪」 いきなり出てきた奴が俺に飛び付いてきた。俺はそれを避けて逃げながら訊いた。 「ラファエル!! 何でここにいるんだよ!! 神の護衛はどうした!?」 凄い速度で走ってる俺に同じ速度で追ってくるラファエルに訊いた。てかラファエルどんだけ速いんだよ!? 俺、力をちょっと封印してるとはいえ結構速い筈だぜ!? 「そんなのミカエルとガブリエルとウリエルに任せました!! 私はヒョウ様と愛を育むために此処に来たんです!!」 「俺は愛を育むつもりは一切ない!! 分かったら帰れ!!」 「無理で~す。私はムースの使い魔になったから此処にいるんです!!」 なんだとっ!? おのれ神!! やってくれたな!! 次会った時に地獄の罰より酷いことをしてやる!! 「何でお前"ら"熾天使は俺に執着するんだ!? 俺はフラグを建てた覚えはないぞ!!」 そう俺はコイツら熾天使に余り関わった事がない。神を苛m……遊んでる後に話すぐらいな筈なんだが……。 「私達は!! 貴方が神様を懲らしめてくれ!! さらに私達と対等な立場で話してくれる事に感動したんです!!」 追いかけるラファエルと逃げる俺。周りの人は呆然としながら俺とラファエルの話を聞いていた。 「なぁ……さっきからあの二人何の話をしてるんだ?」 ジンが近くにいる皆に向けて言った。 「さぁ……? 『神』とか『熾天使』とかは聞こえてくるんだけどな……」 カイトが首を傾げて返事をした。皆もカイトと同じように首を傾げていた。 「あ、ねぇムース。あれってラファエル様よね?」 フィナが思い出したかのように言った。 「はい~、名前はラファエルだった筈です~」 「嘘……!?」 博識のフィナが口に手をあてて驚いていた。フィナはカイト達に近くに来るよう手招きして言う。 「あのラファエル様って、熾天使の一人……つまり簡単に言うと、最強クラスの天使よ」
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