第一章
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部屋の中にある救急箱を取り出して蓋を開ける。 この鼻につく独特の消毒液の匂い。 箱の中から絆創膏を取り出し、手の甲に慣れた手つきで貼り付ける。 でもそんなのを貼る必要なんてない。 人を殴りなれた拳。 人を蹴りなれた脚。 だから本当は絆創膏なんて必要ない。 一応つけるだけ。 傷を守るためではなく、これをつけておくと誰も近寄ってこないから。 そのために今日も絆創膏を無駄に使う。
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