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「裕哉君。傷があるならちゃんと僕に見せなよ?」
「別に。大した事ない」
大輔さんが何か言ってきたがそれを気に留める事もなく、俺は自室の扉を閉めた。
まずは部屋の電気をつけてこの鬱陶しい制服を脱ぐ。
とりあえず適当な服に着替えてベッドに横になった。
……なんだか今日は疲れたな。大した事はしてないけど。
仰向けの体勢から体を回して枕に顔をうずめる。
そういえば明日は学校だっけ。
……面倒。
俺は最近、高校二年生になったばかり。学校に行く必要がわからないけど、大輔さんに迷惑をかけないために通ってる。
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