第一章

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大輔さんは俺の親戚にあたる人で、一階にある動物病院でいつも診察にかかりっきり。 そこまで大きくないとはいえこの周辺では唯一の動物病院だし、沢山の人が訪れる時もたまにある。 直接家まで行って診察したりもしていて多忙なのに、この俺の面倒を見てくれて本当に感謝している。それに高校入学の時だって…… くそ、また嫌な事を思い出しちまった。 俺はベッドから体を起こして部屋にある窓を開けた。 「ふう……」 窓から身を乗り出して星の煌めく夜空に向かって深い息を吐いた。 ……昔から星空を眺めるのは好きだ。見ているだけで気分が晴れる。 しばらくして壁にかかった時計に目を移すと結構な時間になっていた。 さてと。明日は学校あるし早く寝るか。 俺は寝支度を済ませてからベッドに横になり、すぐに深い眠りについた。
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