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ずっと好きだった。
いつまでも一緒にいるもんだと思ってた。
だけど私のせいで貴方を悲しませるんだね。
私が貴方の居場所を無くしたんだね。
『青葉』
低くて柔らかい声が消えない。
『青葉――だよ』
優しげに笑う顔が消えない。
私の中であの日は終わることなく繰り返される。
どんなに抗っても私には拒否する術がない。
そうしていくなかで、あぁそっか。と私は気づいた。
きっと私は――
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