棗恭介の憂鬱

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棗恭介の憂鬱

Yuiko 秋、風が冷たくなり、夏の暑さを霧消し日に日に寒さを増しホットコーヒーが本来の美味しさを感じさせる季節になってきた 中庭の緑は何も言うこともない紅に染まりつつ、私はいつものように中庭のテラスでコンクリートの塊の中で数式を困った顔をして解く中性的な少年の事を考えていた
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