棗恭介の憂鬱

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来ヶ谷「どうした 恭介氏? まだ授業中のはずだろ何故、君がここにいる?」 恭介「授業…はっ!そんなことはぁ…知らねぇな! 男には授業より大切なものがあるんだよ」 と就職も決まった訳でもなく学生も本分すら果してない男がかっこよく笑顔で返す こんな馬鹿と幼なじみである理樹君に少しばかり同情する まぁ、いちいち構っていると時間がいくらあっても足りないのでさくっと本題に入ろうとする 来ヶ谷「して、恭介氏は何故ここに? 君はまだ授業中だろう それとも私のような可愛らしい女学生に「今なら誰もこないからしっぽりむふふといくぞ」とでも言いにきたのか? 恭介「んな訳ないだろ! 実はだな、来ヶ谷、お前を見込んで相談したいことがある」 来ヶ谷「ん? おねーさんに出来ることなら聞いてやるぞ」 と言うと恭介氏は少し安堵したように見えた
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