棗恭介の憂鬱

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来ヶ谷「して恭介氏の相談事は確か理樹君のことだったか?」 恭介「そうだ、理樹の事だ、最近、理樹の奴がやたら俺に冷たくてな 嫌われたんじゃないかとビクビクしてるんだ ……理樹に嫌われたら俺は死ぬしかない…」 恭介氏がどこからかロープを取り出して木に掛け始める っていやいやいや とっさに少年みたいな言い回しになってしまったがそんなことは問題ではない 来ヶ谷「待て、恭介氏 早まるな そこまで追い詰めているなら真面目に聞くことにしよう 」 恭介「すまなかった 来ヶ谷 俺としたことが少し取り乱しちまったぜ」 来ヶ谷「死のうとするのは少しではないだろう…」 と何故か私がツッコミ役になりつつ 普段、みんながボケてる時は理樹君はこれを一人で捌いているのか…一部スルーもあるがと思うと少し尊敬する ま、だからと言って自重するつもりなどさらさらないが… と考えていたら理樹君の声が「少しは自重してよ…」 と切実な訴えをしていたが無視することにした
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