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闘技場に来た俺たち+α(ギルマス、サヤ、アリアス)。
「ふむ、あの男、それなりにやるようじゃな。それにあの女、美しいな。まぁ私には敵わないが」
セイバーさんお疲れさまです。
「あ、紀さんて魔力量どれくらいって言われました?」
「ああ、なんか計測器が溶けた」
「なるほど、大体700万くらいですね。全帝の半分といったところですね」
それは多いのか少ないのか・・・
「大体下級天使くらいですよ、よかったですね」
さいですか。
「よぅし、少年、始めるとしようか!雷帝アルヴァン=サンガ、参る!」
・・・フウガとスイガもいるのだろうか?
「霧谷紀、手は尽くすぞ」
石を拾う。
「《雷電》!」
アルヴァンの姿がぶれる。が、見えないわけではない!
突き出された拳を避け、距離をとる。
「少年、武器はとらないのか?」
武器、だと?
「そんなもんは要らん!食らえ」
創造魔法とはイメージだ。俺は石に強靭な魔力の糸をはっつけ、アルヴァンに投げる。
「単調な攻撃だな、少年?そんなものでダメージを与えられ「爆ッ破」何だとっ!?」
流す魔力を火に変えて、石に微量に混入しているリンに発火。石内部に込めた魔力が外に勢いよく向かったために、石が四散する。アルヴァンにダメージはない模様。石じゃダメか。
「なるほどな、最近帝になったアイツと同じでめんどくさいタイプのやつだ。まぁ本気は出さないでおいてやるよ。初心者みたいだしな」
「学生並みの殺し合いくらいならやったことはあるが・・・まぁこういうのは二回目だな」
一回目?アネットだろjk。
創造魔法で一枚の札を造り出す。
「なんだ、それは?」
「見りゃわかるだろ?禁忌「レーヴァテイン」」
巨大な炎剣を手で扱う。
「ちょ、妹様だ(笑)」
アネットが何か言っているが気にしない。
「あらよっ、と!来いや!」
俺の近く、虚空に魔法陣が現れる。
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