学園生活だそうで。

13/47
前へ
/700ページ
次へ
  ついでにこいつ、この中でも結構強いはず。 「静まれ」 -------っ!! 声の聞こえた方には、王らしき人物が。 「お前の帝祝いだと言うのに、申し訳ないな、白帝」 「いや、この人数は頭になかった」 うん、二桁はびびったわ。しかも強いのばっかっていう。 「白帝さん、やっぱ帝なだけはありますね。魔力だけなら下級の神種ほどありますよ。なかでも、魔帝と風帝、あとあのドMは中々なものです」 アネットが耳打ちしてくる。 「まぁな。俺が一番強ぇけど、口だったら風が、いざって時は変態が頼りになるし」 聞こえていたのか、魔帝が氷帝をおぶさりながら話し掛けてきた。爆発しろ。 「話を曲げるな。それで、サプライズといきたいのでな。いいか?」 「いいだろう、言ってみてくれ、王よ」 「私も一介の帝だ。戦闘に関しては強弱関係なしに勝負がしてみたい。戦ってもらうぞ」 赤いマントを翻し、やはり王と言うべきか、様々な勲賞のメダルが露になる。ちょいと眩しいが。 「おいバーサク王、俺がやるんじゃなかったのかよ?」 魔帝がスプレーを片手で弄びながら王に言った。 「雷帝ほどの実力を持った帝、確かめてみたいのだよ」 あれ?王がなんか若返ってるような・・・錯覚か。 「決闘か、試合か。どっちか次第で決めよう」 「当然決闘だ!!」 白い礼服を脱ぐと、筋骨隆々とした風景が広がっていた。 「・・・そうか。いいだろう。未熟者であるが故に、手加減できるかわからんが、よろしく頼む」 一礼。その後、創造魔法であるものを造る。
/700ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6846人が本棚に入れています
本棚に追加