学園生活だそうで。

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  相手の弱点が見える。それがjokerの効果だ。 そして内部破壊のbreaker。王の左腕はダメになっているはずだ。回復魔法さえなければ大丈夫だ。 「・・・《排気》」 足に術式を何重に掛ける。 そして円を描くように王の後ろに移動する。 「ぬぅん!!」 辛うじて右腕を振ってくるが、遅い。 「俺に不可能は、それほどない!!」 「っお・・・!?」 今度は逆に王を吹き飛ばして壁を破壊する。 「まだだな・・・《フレイムピラーassaultmode》」 フレイムピラーが意識を持ったように土煙に触れる。 「粉塵爆発って言葉くらい、知ってるよなぁ?」 直後、王は大爆発に飲まれる。 ある程度距離を取って爆風を避ける。 「・・・まだ気絶しねぇのかよ」 王は健在だった。流石は帝。 「こいつがなけりゃ、死んでたぜ」 掲げたのは、きらびやかな馬鹿でかい盾。 「ちっ・・・《joker》・・・見えない、だと?」 あの盾、まさか・・・!? 「ああ、永劫(アイギス)っつう神武器だ」 ・・・勝てる気がしねぇ。 「・・・永劫かよ、笑えねぇ」 「ハハハ!降参か?」 笑っている王は、若くなったような気がした。 「くっそ、使うしかない、か・・・?」 「まだ早いですよ」 いつの間にかアネットが近くに来ていた。 「神格武装とか笑えねぇよ・・・チートは蜻蛉切だけで充分だっての」 「じゃあこちらは大罪武装と行きましょう!」 何てことないように返してきたアネット。意味わかってんのか、おい。
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