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「いつもニコニコあなたの隣に這いよる美少女!」てれってってっててれてれててーてー♪
「アネス=ギルモット=レディカース、ですっ☆」ててててててててててててててててててっててっ♪
うん、紹介だけで百文字だって。
「改めまして、私アネス=ギルモット=レディカース、略してアネットと申します。属性は光と風、空間しか把握してません。魔力の量はざっと300万といったところ、ですかね?よろしくお願いします」
ペコリ、という擬音が付きそうな90度の礼に、クラスの男子が叫んだ。かなり長いので割愛させていただこう。
「はい、それでは、お二人は窓側の席にどうぞ。アネスさんが傘是くんの前、霧谷くんはミリアさんの前です」
俺、窓側ではない件。
適当に座席表を作者が作ってくれるだろう。
「二人には申し訳ないんだけど、近くに教師対生徒の魔法調査があるの」
何だそれは。負けるに決まっているだろ。
「突発的にやるから、準備しておいてね」
「わかりましたー」
「あと、再来月には、魔闘祭があるから、それも頭に入れておいてね」
再来月・・・地球でいうところの九月あたりだな。今?七月だよバッキャロー、暑いんだよ。意外と地球よりは涼しいんだけどさ。
さて、俺にとっては久々のHRが終わった。途端にアネットの席に人が集まる。俺は逃げた。人が密集してるところはどうも落ち着かないんでな。
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