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「建設に失敗したらみんなまとめて檻の中、だな」ボソッ
失敗してばかりの彼らに一言。
「「「「・・・」」」」
対象の沈黙を確認。任務、完了だ。
「傘是教諭、先を教えてくれ」
「バカに付き合うのも飽きたしな、いいだろう。魔法の精密さに関してだ」
いつの間にか寝ていた吾妻さんが慌てて魔法を展開する。
「おい吾妻。だから俺が寝る前に寝ろと言ったんだ」
「それが私の使命ですので」
「・・・はぁ」
傘是がため息をついた。吾妻さんは主人に尽くすタイプなのか。
「傘是、使い魔とラブラブなのは今は不問としておくから、先を進めてくれーぃ」
「ぶっ殺すぞ。・・・馬鹿は放っておいて先に進めるぞ。お前らが出来なくとも別に構わんが・・・何だマルホイ?文句がありそうじゃないか?」
「マルホイwwまんまマル◯ォイすぎるwwwwww」
「なぁアネット、なんかテンプレのにほひが」
たぶん矛先は・・・
「なんで俺の隣がアビエルなんだよ!?」
隣にいたイイ男を指差して怒鳴るマルホイ。テンプレじゃない、だと?
「うほっ」
イイ男に反応したのか、こちらを向くアビエル。心読むな。
「空いてる席がそこしか無かったんだからアビエルをそこに座らせるのは普通だろ?」
「まさかの予想斜め上ww」
「まぁいい。マルホイは変えてやるか。向原!」
「(ビクッ)な、に?」
「すまないが、変わってやってくれないか?」
「う、ん。いい、よ」
なんかベルさんみたいだな。鈴の音が聴こえるピアスとか、紫髪と、前髪が目に掛かっているのとが。
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