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「ふぅ・・・あぶなかったぜ、」
少年が消えたあとをみてか男性は一息ついた。
「それにしても、ハミルトン家にはネリーお嬢様しかいなかったはずなんだが・・・」
そう首をかしげているとくすくすとうしろで笑う声。
「何がおかしいんだよゼロ」
ぶすっとして自分を笑う相棒をじと目でみる。
「いえいえ、マスター。ハミルトン家は先ほどのクルス様がいらっしゃったのわすれたの?」
普段にはない丁寧な口調に男性は首をかしげ「お!」と声をもらした。
「そういえば、いたな欠陥品。あれがそうなのか。ちっ!!謝ってそんしたぜ」
そういうと近くにあった木箱をけとばした。まるで先ほど縮こまっていた人物とは思えないほど
「いいえ、マスター謝って正解ですよ」
まじめな声で帰ってきた返答にさきほどの勢いでか「あ?」と反応する。
「彼は欠陥品ではありませんよ。彼はかなりのつわもの、あなたが鍛えあげたサーチでなければ分からなかったでしょう
・・・あの方(MMA)はかなりのスキルをひきだしていました。」
ゼロはマスターの周りをまるで遊んでいるようにくるくる回る
「それに・・・」そう付け加えたパートナーに「ん?」と男性は言葉をなげかけた。
「彼は気づいているようです。私たちが誰で、どのような存在かを・・・」
そういうとゼロはうれしそうにまた飛び回り、そんな相棒に男性は首をかしげるのだった。
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