小さな花火

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雫「なによ玲、また来たの?どうせ手持ち花火でご機嫌取ろうって魂胆なんでしょ」 玲「げっ!なんでバレ……じゃなくて、いやぁまさかそんな、あっはっは!」 雫「……」 玲「はい、ごめんなさい。そういう魂胆です」 雫「仕方ないなぁ、付き合ってあげよう」 玲「あ、ありがたき幸せ……」 そもそも俺は何も悪い事してないんだが 勝手に天気悪くなって勝手に機嫌悪くなって 振り回されてばっかだ、俺 玲「雫、雨止まないけど、このくらいの雨だったら駐車場でできるよ」 雫「うん、まぁ屋根のあるとこもあるしね」 時計を見ると7:30を少し回ったところだった 雨はだいぶ小雨になり、もう少しで止みそうだった
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