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八雲「和也おはよう。今日もいい天気だぞ。」
和也「…」
八雲「…?…どうかした?」
和也はため息をつき、重い口を開くと泣きそうな声でこう呟いた。
和也「明日、魔遊館にホストクラブがオープンするらしい。…」
八雲「ああ…カルマのことか?」
和也「只でさえ不況のこのご時世、魔遊館に家の店が1店舗だから、客も入ってるけど、こういう系列のライバル店がオープンしたら、家の店は打撃を受ける…
…魔界には女が少ない…男が男と恋愛するのは当たり前。
家の客もきっとカルマに流れてしまう……」
和也は心底悩んでいた
八雲「…和也…」
八雲は和也を抱き締めてやることしかできなかった。…
八雲は天命の主君ではあったが、魔遊館の内情はすべて館長のシャンテルが管理していたからだ。
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