二人のカズヤ

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八雲は一也の眼差しが忘れられなかった… その日以来、八雲はカルマに、和也が眠った後、何度も通った。 その度に手厚くもてなされ、八雲はすっかり、カルマから抜け出せなくなっていた。 そんなおり、一也からこんなことを言われた。 一也「八雲様…八雲様はなぜ、和也様なのですか? 私なら貴方をもっともっと幸せにできるのに…」 八雲の胸にその言葉は突き刺さった。… そして今日は、八雲は国事により、出張をしていた八雲宅には和也一人が残っていた。 トントン 和也「はい?…どちらさ…」 一也「…」 一也は入ってくるなりいきなり和也を突飛ばした。
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