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「うん…。」
促されて料理を口に運べば、幸せな気分も上がる美味しさで、特別な日だから楽しもうという気になって来る。
食事を済ませて、デザートを食べていると、長谷川がごそごそとポケットから箱を取り出して、私の前に差し出した。
「誕生日おめでとう」
「あ、ありがとう」
開けてと目で促されて、箱を開けると、中から二人で選んだネックレスが出て来た。
中身を知っていたけれど、こうやって改めてプレゼントされると、嬉しくて、顔が綻ぶ。
「本当にありがとう。」
もう一度御礼を言うと、長谷川は嬉しそうに
「そんなに喜んでもらえると、俺も嬉しいよ。」
と、笑った。
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