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「結構、真面目なんだね。 あ、私、別に結婚式とかこだわりないから、しなくてもいいよ。」 「…それも無理。 母さんが、弥生のドレス一緒に選ばせろって煩いから…。 つーか、俺が選びたいんだよ」 嫌そうにため息を吐きながら、告げる圭が可笑しくて、つい笑ってしまった。 「ふふっ、私より乗り気だね。」 「だろ?って言うか、そーゆーの花嫁のお母さんが言うもんだろ?」 「言わないんじゃない?あ、番号書いておくね。」 話を打ち切る為に、無理矢理話題を変えた。 お母さんにメールしておかないと…。 突然、圭から電話が来たら、びっくりしちゃうだろうから。 。
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