No.0 序章

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一階へ降りてくると美味そうな朝飯の匂いがしてくる。 「…あ、おはようお兄ちゃん!ご飯出来てるよ!」 …女みてぇな口調のこいつは俺の弟の金色堂 空也。 一応小学生だ。4年生。 空也には色々お世話になっている。 弁当とか、何から何まで。 「サンキュ、空也。」 空也「いいよいいよ!そんな事より早く顔洗って来れば?」 俺は空也に分かったと伝えるとさっさと洗面所に向かう。 ジャバジャバと乱雑に顔を洗って鏡を見つめる。 「この目、嫌いなんだよな…」 鏡に映る俺の目は片方色が違う。髪の色も金色。 髪は染めてない。カラコンも入れていない。 全て、天然物だ。
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