前編

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そこに知らない男の子が公園に来た。 その男の子は空を見上げ両手を合わせて何かをお願いし始めた。 そして私の方に視線を向け「お願い事しないの?」と聞いてきた。 「別にお願い事無いし。」と私は言った。 そしたら「えぇ~~!?何で~~~!?」と大きい声で聞いてきた。 「何でって、無いものは無いんだもん。」 「じゃあ、何で流れ星見に来たの?」 「友達が教えてくれたから。」 「ふぅ~ん。 あ、名前なに?」 「え、空…。」 「空ちゃんか!俺は流星!よろしくね、空ちゃん!」 「よ、よろしく。」 「じゃあ、俺帰るね!ばいば~い♪」 何だったんだろう? …なんか変わった人だったなぁ。 “流星”か…。 私は星にお願い事をした。 (また流星君に会えますように…。) 私はその願い事がすぐに叶うとは思っていませんでした。
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