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「優妃、土曜日カラオケ行くけど
優妃も行くでしょ?」
同じクラスで
1番ね親友の紗那だ。
「ごめんっ。私さ、用事あって──」
「やっぱりね。どうせタクくんでしょ?」
「そう!
先週公開された映画みに行くの。」
「あーはいはい、行っといでー。」
紗那は手をヒラヒラさせた。
私の高校生活のスタートは
とても順風満帆だった。
みんなが認めてくれる彼氏に、
たくさんの友達に、
私は日々、満たされていた。
とても
幸せだった。
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