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湊人を見ていると心臓がうるさく騒ぎ始めて上手く話すことが出来ない。
湊人の笑顔を見るとさらに鼓動が速くなる。
『ま、由希菜は彼氏いない歴イコール年齢だもんねぇ。恋をするのはいいことだよ』
いつだかの理沙の言葉が頭に浮かんだ。
自分の手のひらに乗っているラムネ味の飴をじっと見つめる。
ジジジジ…という虫の鳴き声がやけに遠くに聞こえる。
飴をギュッと強く握り、自分の気持ちを確信した。
…私、湊人が好きなんだ。
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