花魁の月黄泉

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私は、彼が好きだった気がする。 月黄泉の名前はすぐに売れた。 しかし、私は男や家主の欲に飽きてしまった。 だから、一番になったらすぐに吉原から消えてやった。 「月黄泉!どこに行ったんだ!!」 馬鹿馬鹿しい、欲達の声を背に私は吉原の裏に出た。
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