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「お、信号・・・」
視線を前に移すと、一個先の信号が点滅し始めていた。
なんかあーゆーのって渡りたくなんだよなぁ・・・
よし。ダッシュ。けど、
・・・ブー
「っあ」
間に合わなかった。
「・・んん」残念。
・・・
あぁー、信号待ちって暇。することねぇし。
・・あっ。
そういや今何時だっけな、時間間隔なくなってた。
けーたいけーたいっと。
パカッ。
7時前、か。
友達ん家出たのが6時過ぎだったよ、あんまたってないのか。
と、考えていると。
スタスタスタ
俺の横を通り過ぎるスーツを着た奴。
・・あ？・・あぁ、信号青になってる。
いつのまに・・・、まぁいいや。
携帯をパタンと閉じてポケットに入れ、少し早足で歩き始めた。
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