出会い

4/7
前へ
/7ページ
次へ
「・・・ん?」 数分くらい歩いたところ、ふっと視界の隅っこに入った白の何か。 んん? 気になったから、視線を前に向けてみた。しっかりと視界にしっかり入ったの白のそれ。 小さなシルエット。 長いしっぽが2つ。 ぴくぴく動く耳。 「あれ・・・猫?なのか?・・・しっぽすげぇことになってるし・・・」 猫。真っ白の猫が俺がいるとこより、少し先の道端にいた。 でも、しっぽが2つゆらゆら揺れている。 しっぽが、2つ・・? 「っあ?なんつったけ、あぁいうしっぽある猫のこと・・・思い出せねぇ・・・」 そんな妖怪ちっくなものがいた・・・ような気がする。 なんだっけなぁ・・・ んー・・・とその猫を見ながら悩んでいると、 その猫が動いていることに気付いた。 なにしてんだ? 少し体をずらいして、それを見た。 そこには、白い袋をこれまた真っ白の前足でいじってる、猫。 カサカサ、カサカサ・・・ガサッ うおっ!? そいつは袋を前足でいじってると思いきや、急に顔を突っ込みやがった・・・
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加