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「・・・ん?」
数分くらい歩いたところ、ふっと視界の隅っこに入った白の何か。
んん?
気になったから、視線を前に向けてみた。しっかりと視界にしっかり入ったの白のそれ。
小さなシルエット。
長いしっぽが2つ。
ぴくぴく動く耳。
「あれ・・・猫?なのか?・・・しっぽすげぇことになってるし・・・」
猫。真っ白の猫が俺がいるとこより、少し先の道端にいた。
でも、しっぽが2つゆらゆら揺れている。
しっぽが、2つ・・?
「っあ?なんつったけ、あぁいうしっぽある猫のこと・・・思い出せねぇ・・・」
そんな妖怪ちっくなものがいた・・・ような気がする。
なんだっけなぁ・・・
んー・・・とその猫を見ながら悩んでいると、
その猫が動いていることに気付いた。
なにしてんだ?
少し体をずらいして、それを見た。
そこには、白い袋をこれまた真っ白の前足でいじってる、猫。
カサカサ、カサカサ・・・ガサッ
うおっ!?
そいつは袋を前足でいじってると思いきや、急に顔を突っ込みやがった・・・
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