風が吹いた
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「左手に持つものは、守ってくれるんでしょ?」 彼がにやりと笑う。 「!?ど、どうして、、それを…」 顔を真っ赤にして、狼狽える私を、楽しそうに見つめながら、 「千晶。。心臓ってどこにあるか、知ってる?」 彼は更に追い討ちを掛けるように、訊ねた。 今度は、顔が蒼くなる思いだ。 居たたまれなくなって、繋いだ手を振り払おうと試みる。
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