始まり

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「好きです…付き合ってください」 「…ごめんなさい」 俺の2年間の恋が終わった 俺は中本愁矢(なかもとしゅうや) 高校3年生 宣告…余命6ヵ月 2週間前 俺の元に鎌を持った とてつもなく頼りない奴がやってきた。 死神なんだってさ …でも』 彼女が口を開いた 『友達からなら これから仲良くしましょ』 俺と彼女は一度だけ 話したことがある だが彼女は俺を 覚えてもいないだろうから 完璧な俺の片思いだった ふられて終わる そこまでの予想図だったが 続きがあるとは 思いもよらなかった だがきっとそれは彼女が持つ 独特な優しさなのだろう 彼女のそんなところも すきだった
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