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事件はそのとき起こった。
あっ、自販機あった。
意外と遠いな…
私が自販機に向かって歩きだそうとしたとき
「ねぇねぇー
お姉ちゃんひま?」
突然後ろから声をかけられた。
私が振り向くと
ガラの悪そうな青年が3人。
「…なんですか?」
「ゃば!当たり当たり!!
めっちゃ可愛いじゃん!!
あは、俺達と遊ばない?」
…ナンパ…?
…やだ…
「…私、急いでるんで…」
私が顔を背けて歩きだそうとすると
「ちょ、ちょっと
いいじゃん、少しくらい」
「少しだけ!!
俺らと遊ぼうぜ」
ぐいっと腕をつかまれる。
…な、なんなの…っ
「は、離して下さい…」
「あはは、もしかして俺ら怖いのー?
大丈夫大丈夫、俺達楽しいことしたいだけだからさ!」
3人に囲まれる。
ぇ、ちょ…!
これ…やばい…?
「…離して!!」
つかまれていた腕をふりほどくが今度は荒々しく両腕をつかまれた。
「あばれんなしー
優しくしてやんねーよ?」
男達がニヤニヤしながら
私を見る。
や、やだ…っ…
「…離して、離して…!
…やぁっ!??」
胸のあたりを触られた。
「や、やめてよ…っ!!
…か……誰…か…」
助けて!!
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