一緒に。

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「どうしたの?」 ブランコに座っている隆綺を そっと抱きしめる。 「こうやってね、ぎゅーってすると安心するんだよ? 私が泣いてるとき、 ママはいつもこうやってくれるの。大丈夫だよっていいながら… 隆綺、大丈夫だよ…」 隆綺は私にぎゅーっと、 キツく抱きしめ返す。 「僕… ママとパパが、 毎日ケンカしてるから… ママが泣いてる声聞くのが嫌だから 夜寝れないときはこうやって 公園に来てるんだ…。」 隆綺も… 隆綺も私と同じなんだ…
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