41人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうしたの?」
ブランコに座っている隆綺を
そっと抱きしめる。
「こうやってね、ぎゅーってすると安心するんだよ?
私が泣いてるとき、
ママはいつもこうやってくれるの。大丈夫だよっていいながら…
隆綺、大丈夫だよ…」
隆綺は私にぎゅーっと、
キツく抱きしめ返す。
「僕… ママとパパが、
毎日ケンカしてるから…
ママが泣いてる声聞くのが嫌だから
夜寝れないときはこうやって
公園に来てるんだ…。」
隆綺も… 隆綺も私と同じなんだ…
最初のコメントを投稿しよう!