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「じゃ、そこの席に座って。」
と先生が1番後ろの空いている席を
指さした。
隆綺君が私の横を通る…。
それだけでもドキドキした。
隆綺くんが通った後に、
私の隣の沙奈(さな)が話しかけてきた。
「ねぇねぇ、あの人ちょっと
不機嫌じゃない??
なんか近寄りがたい人って感じする。」
「そう、かな?
私はいい人だと思うよ?」
そういい、彼へと視線を移す。
「もしかして璃恋、一目惚れ?」
一目惚れ…
しちゃったのかな?
璃恋(りこ)とは私の事。
「彼を見ると、ドキドキするって言うか、変な気持ちになるの。」
「それって、やっぱり恋してるって
事じゃないのかな?」
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