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さっきまでいた外の景色が、まるで別の世界のもののように思えた。 2人で少しの間黙って外の景色を眺めていた。 途切れた会話の隙間を埋めるように、彼の気配が身体にじんわりとしみこんできて、私を包んだ。 右隣にいると意識すると、身体の右側だけが妙に熱い気がした。 コーヒーの香りで満たされた空間で、ラフな格好で隣同士座っていることがとても不思議だった。 職場ではお互いかっちりとスーツに身を固め、努めて普段の自分を見せないようにしていたから。 いつも斜め前のデスクで仕事をこなしている彼は、あまり表情を変えない。 でも今は、私を見つけたときの表情がそうであったように、穏やかに笑う。 そのことが私の気持ちを翻弄した。

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