疑惑、困惑、それから。

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そう言うと、獣はアルフレッドのズボンのベルトをゆるめ始めた。 淫蕩の表情のまま、慣れた手つきでベルトの拘束を外したズボンをパンツごと降ろし、そそり立った屹立を何の躊躇いもなく口に入れる。 「な・・・!」 あのアーサーが、義兄が自分のモノをしゃぶっている。 しかも的確に男の弱い部分を責めてくるその舌使いに、すでに硬くなっていたモノはさらに強度を増した。 「んっ・・・、お前の、おっきくて、硬いんだな・・・んむっ。」 これは食いがいがあると言わんばかりに、男根をあちこち舐めたりつついたり、奥まで包み込んだり。 「うわっ、君・・・エロいんだぞ。いつもこうなのかい?」 アルフレッドの問いかけに、アーサーは。 「いや、お前だけだ。いつもは勝手に向こうがローションとか使って俺に挿れてくるだけだし、こんなことはされたことはあっても、自分からするのは初めてだ。 ・・・お前がアイツに似てるから。」 「え、最後が聞こえなかったんだぞ?なんて言ったんだい?」 「べ、別に、何も言ってねぇよ。もういいから、黙れ。」 そう言って、フェラを再開したアーサー。 その初めてとはやはり思えない巧みさで、早くも一度目の射精が近づいてきた。 「うっ、やばい、射るっ!」              「このまま口で、受け止めてやるよ。」 咥えたまま話すそのじれったさに、崩壊はあっけなく訪れた。 「んぶっ!?・・・んっ、んぐぅっ!」 アルフレッドの精を言ったとおり受け止めようとするアーサーだったが、受け止めるにはその量はあまりにも多かった。 「んぐぅぅっ、ぷはっ、げほっ、げほっ。」 途中で耐え切れなくなり、口を離してむせている間にも、アルフレッドの射精は止まらなかった。 「お前、すげぇ量だな・・・。こんなのが俺の中に挿入ったら・・・。」 (・・・きっと俺は壊れてしまう。 でも、それでもいい。『アイツ』・・・アルフレッドと結ばれるなんて、きっと永遠にないのだから。・・・・・・。) 一瞬、ほんの一瞬だがアーサーの動きが止まった。 しかしすぐに、中途半端に燃えついた快楽の焔がアーサーの考えを焼き尽くす。 「・・・挿れろよ。その、お前のでかいやつ。」
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