獣から人間へ

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す、とアルフレッドの反対側を向き、匍匐前進からお尻を上げたような、さっきの犯されていた格好でさっきまで別の男のモノが入っていた穴を広げて淫らに笑って誘う。 そんなアーサーの誘惑を、断るわけは当然なく。 何も言わず、穴に自身の怒張をあてがい、一気に貫いた。 「ひぃっ・・・ぎっ!?かっは、あっ・・・!!」 その貫かれたもののあまりの質量に、アーサーの息が詰まる。 そのまま相手の確認も取らず、自分の欲望のままに腰を振り出すアルフレッド。 その強引さに、苦しくて何か話さないと、自分が本当にさっき想像した通り壊れてしまいそうな恐怖に駆られた。 しかし、やっとのことで言葉にできたのは。 「アル・・・フ・・・レッ、ド・・・!」 「!!」 いきなり自分の名を呼ばれ、誘われる少し前からさっきまであった心のもやもやした気持ちが一気に霧散したのを感じる。 そして、我に返ったアルフレッドが見たものは、義兄とつながっている自分と、滅茶苦茶に腰を振った為に擦れて血が滲み出ている彼の両肘だった。 「うわぁぁ!ご、ごめんなんだぞ!痛くないかい!?」 「馬鹿。痛く無い訳がねぇだろうが。乱暴にしやがって。」 慌てて謝罪するアルフレッドに、言葉は少し悪いが嬉しそうな声音で返すアーサー。 「本当に済まなかったんだぞ。何かでその血を止めなきゃな!・・・えっと・・・」 「いい。俺はこのままで。」 「で、でもっ。」 「いいって言ってるだろ?」 「うぅ。じゃぁ・・・、そうだ!」
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