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手当てを拒まれ、どうしようかと考えるアルフレッドの目の前に、清潔そうなベッドがあった。
思いついたが早いか、未だ一部が繋がったままのアーサーから一回抜いて、後ろから抱きかかえてベッドに移動する。
「なっ・・・!」
そんな扱いを受けたのはもちろん初めてであろうアーサーは、驚いて固まってしまった。
思ったよりもふかふかなそのベッドにアーサーを四つんばいの体勢でつかせ、今度はゆっくりと彼に気遣いながら挿入していった。
やっぱり少しだけ圧迫感を感じたが、もう相手がさっきみたいな無理なことはしないのを知っているので安心して任せていられる。
アイツならこんなに安心していられるなんて思わなかったな、と思ったその次の瞬間、アーサーの体が浮いた。
「!!!!!」
体が何か堅くてやわらかいものの上に乗ったと思ったら、一番深くにまでアルフレッドを感じた。
「深っ・・・!」
「これなら君を傷つけずにできるだろう?」
ありえないくらい近くにその声を感じたアーサーは、自分が座っているものが何なのか把握した。
後ろからアルフレッドの温もりが伝わってくる。
それだけで、幸せだと思えた。
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