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それは、とある日のことだった。
アーサー・カークランドは、いつもの彼を知らない人から見ても明らかに挙動不審なほどに、そわそわと落ち着かない様子で町を歩いていた。
その様子を偶然にも見つけたアルフレッド・F・ジョーンズ(と、本当は近くにマシュー・ウィリアムズもいたが、お得意のステルスで忘れられている時がある)は、いつもなら話しかけるのにあえてそれをせず、様子をずっと伺っていた。
それに気付くはずのないアーサーは、大通りを通り抜け、そのまま細い路地へと入っていった。
「あれ、アル?どこへいくの?」
「ちょっとアーサーを見かけたから、追っかけてみるんだぞ☆」
そういい残すと、マシューを置いたままさっさとアーサーの後を追いかけるアルフレッド。
「えっ、ちょっと、アル?!・・・行っちゃった。どうしよう、この大量のハンバーガー・・・・・・・・・・。」
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