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アーサーは細い路地を何度も何度も曲がり、水の匂いに誘われるかのように足を止めることなく進む。
「アーサーのやつ、一体どこまで進むんだい??」
そう呟きながら少し離れたところからアルフレッドがその後をつける。
そして、アーサーが歩みを止めた先には、湖に停泊している一艘の船があった。
そのまま先ほどまでの挙動不審から一転、臆すことなくその船の中に入っていくアーサー。
アルフレッドはそれを見て、こっそりと潜入していった。
「HEROが潜入なんて、どこかのMOVIEみたいなんだぞ☆」
といいながら。
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