いち

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「今日は猫田さんもお休みですね」 ふさふさの尻尾だけを椅子の下に垂らして揺らした猫田さんは、片目だけ開いて僕を見て、尻尾を少しだけ高く上げてすぐに下ろす。 その合図に、猫田さんから少しだけ離れた場所に、僕は寝転がった。 「今日は一日中ゴロゴロしましょうね」 そう言って僕はすぐに眠ってしまった。 ────────── ペチペチ 「んん、はい。もうお昼ですか。お昼ごはんはどうしましょうか?」 起き上がりながら聞いてみた。 「ニャーォ」 僕はその返答を聞いて立ち上がる。 棚の前。 「さぁ、どっちにしましょう?」
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