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北富士駐屯地創設52周年行事にて
FH70(Field Howitzer 70)
愛称:サンダーストーン、FH70(えふえっちななまる)FH(えふえっち)
陸上自衛隊の主力火砲である。同火砲を採用した国の中でも日本の陸上自衛隊は最も多く、平成20年度時点で422門を配備している。しかし、導入開始から30年近く経過しており旧式化しているため火砲定数削減と合わせて順次退役している。
後継:『火力戦闘車』
<特徴>
砲身後端の下部に砲弾装填用トレイと半自動式装填補助装置を搭載している。このトレイに砲弾を乗せた状態で砲撃すると、砲身の前進運動と連動してトレイが持ち上がると共に尾栓が開き、素早い装填と高い連射速度を実現している。尾栓と装填補助装置は、砲撃と連動しない状態にしてすべて手動で操作することも可能である。
砲架には日本のFH70は富士重工業製水平対向型ガソリンエンジンと手動変速機を搭載しており、短距離であれば自走が可能であるため、発射位置までの牽引を要しない。このため、展開・撤収が従来の砲と比べて比較的早いという利点がある。
ただし、速度は時速16km程度で、また運転手以外の操作要員や砲弾を運搬することは出来ないため、長距離の移動には大型軍用トラックで牽引する必要がある。陸上自衛隊ではFH70の牽引に74式特大型トラックをベースとした中砲けん引車を使用している。
〈諸元〉
種別: 榴弾砲
口径: 155mm
砲身長: 39口径長
重量: 7,800~9,600kg
全長: 9.8m(牽引状態)
12.4m(射撃状態)
全幅: 2.56m(牽引状態)
全高: 2.56m(牽引状態)
砲員数: 8名
〈作動機構〉
砲尾: 垂直鎖栓式閉鎖機
反動: 液気圧式駐退機
2段式マズルブレーキ
砲架: 開脚式
1,800cc水平対向ガソリンエンジン装備
最大自走速度:20km/h
〈性能〉
俯仰角: -100ミル~1,250ミル(-5.6°~ +70°)
旋回角: 左右に500ミルずつ(56°)
砲口初速: 827m/秒
最大射程: 24km(通常弾), 30km(RAP弾)
発射速度: 3発/15秒(最大)
3~6発/分(持続射撃)
〈砲弾・装薬〉
弾薬: 砲弾・薬嚢分離装填式(NATO標準規格)
砲弾: L15榴弾, M107榴弾など
出典:Wikipedia/改編PDMS
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