天使に惚れた悪魔

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 赤い果実に 身を巻いた己を呪う あなたは眩しすぎて  禁断の果実に 口付けるよう誘惑した あなたも堕ちてしまえば良い  綺麗な羽根(光)を むしって   黒い羽根(闇)を埋め込んで  同じになれば 一つになれると信じていた     けれど──  穢しても 穢しても 綺麗な あなたの翼(光)が恐くて .全てを黒く染めようと あなたの羽根を紅く染めた 酸素に触れた紅は   いずれ黒に近づき いつか融け合うと信じて  同一になれるよ なんて 僕を堕した 君 を信じて──
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